経営会計レビュー特集号(第6巻)の論文募集「実務と研究の接点を探る経営会計研究の展開」
1. 特集の趣旨
本特集号では,経営会計の実務課題に根差した研究を募集する。近年,会計研究と実務との乖離が国際的にも課題とされており,学術的厳密性を備えつつも,実務的意義ある研究成果の蓄積が求められている。本特集では,実務における制度設計・意思決定支援・マネジメントの変容といった現象を対象に,実践との接点を意識した多様な研究方法による投稿を歓迎する。
2. 対象とする研究テーマの例
・会計専門職による中小企業支援のプロセス分析(例:会計事務所との協働)
・FP&A機能の進化と組織内連携のマネジメント
・管理会計ツールの導入と運用に関する実務家との協働的研究
・組織レベルでの「気づき」や「分類」「処方」的活動の実践的把握
テーマはこれらに限定されるものではなく,理論主導・現象基盤型いずれのアプローチも受け入れる。
3. 研究方法
・インタビュー調査,観察研究,アクションリサーチによるケーススタディ
・サーベイによる実態調査
・理論的レビューや概念的フレームワークの提示(実務的含意があるもの)
4. 論文上明記いただきたい事項
・実務上のどのような問題を対象にしているか。
・研究対象とどのような形で関わったのか。
・実務にとっての知見は何か。
・理論的貢献と実践的含意はどういったものか。
5. 投稿に関する要項
原稿締切:2025年12月31日(締切まで随時受付)
投稿・問い合わせ先:吉川晃史(関西学院大学)kohji.yoshikawa*kwansei.ac.jp(*→@に変換してください)
従来どおり,上記以外の一般論題に関する論文も受け付けています。投稿については上記までお問い合わせください。